Published At
July 23, 2018
Language
Japanese
片桐裕司による彫刻セミナー に参加し、粘土彫刻でゴブリンを作りました。
作れない
粘土を使った立体造形は初めての経験です。冒険をして自分でデザインを描いて行ったのですが、そのデザインを見てもどうしても作れない。大きな形ができ始めたあたりから壁にぶつかりました。明らかにデザイン画には細部が足りていなかったのです。目の周辺だとか、頬だとか口の周りだとかおでこだとかわからない。自分の中での曖昧な部分に向き合わされました。わからないまま形を作っても、なんだかおかしい、自然じゃないなと何度も感じました。
構造を見る
2日目から参考資料を増やしてよく見て、骨格や筋肉を参考にして少しずつリアルにできるようになって来ました。そうなってくるととても楽しくなり、創作に没頭しました。おかしいなと感じたところはなぜおかしいのかを探るために筋肉や骨や写真を見て行くと以前より深く構造が見えて来ました。
自分が作りたいものを納得するまで作りきるために何が必要なのか、自分で考え、アドバイスをいただきながらも自力で前に進んでいる感覚で作り上げることができました。苦しいながらもとても自由な時間の中で、自分の創作物にしっかり向き合うことができました。
完成する
結果的には自分が思っていた以上のものができました。そして、まだまだ上手くなれそうだと感じました。これはやらされていると思っていたら得られない感覚だと思います。また自然と筋肉や骨格への興味も湧いて来ました(受講後にアナトミー・スカルプティングを買いました)。
3日間。朝から晩まで創作を続け毎日クタクタになりましたが、こんなに楽しいことがあるんだなと思いました。
制作過程
制作過程の記録を残します。